特養は、要介護度3~5の利用者の方が身体的介護、生活支援を受けながら暮らすための介護施設です。
基本的には、65歳以上の高齢者が対象です。
しかし、特定疾病が認められた40歳~64歳の方が入居する場合もあります。
利用者の体調管理などを行うのが特養で働く看護師の役目で、仕事は決して楽ではありません。
介護業界は全体的に人手不足に悩まされているものの、特養で大々的に看護師を募集するケースは少ないです。
1施設に1名程度の、小規模な募集となる場合がほとんどでしょう。
理想的な特養を見つけても、就職や転職を成功させるのはなかなか難しいのが実情です。
複数のデメリットを抱えていますが、一方でメリットもあります。
特養で働く場合、夜勤に悩まされにくい点は見逃せません。
全ての特養に当てはまるわけではないですが、24時間体制での看護師の人員配置は必須ではなく、夜勤がない特養もあるのです。
病院に勤務し、夜勤による肉体的・精神的な負担に悩まされているなら、夜勤を避けられる特養への転職を検討するのも手です。
また、利用者と長期的な関係を築けるのも、特養で働くメリットでしょう。
老健も介護が必要な方が入居する介護施設ですが、基本的な入居期間は3ヶ月~6ヶ月程度です。
そのため、長期的な関係を築くことは難しいでしょう。
入居期間に制限のない特養なら、利用者とじっくり向かい合うことができます。
医療行為は減りますが、そのほかの部分に重点を置きたい方にぴったりです。